BloggerからWordPressへ移行した実体験——XServerで行った手順と、つまずいた場所

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Bloggerで運営していたこのブログを、WordPressへ移行した。記事数は約44、月間のアクセスはおよそ1,000PV。決して大きなブログではないが、記事が増えてきたことで、今後の運営を考える時期に来ていた。

移行してみて分かったのは、これが「記事データを移して終わり」の作業ではないということだ。DNSの切り替え、SSLの設定、リダイレクトの確認——記事のインポート以外にやることが複数あった。

この記事では、実際に行った移行の流れと、移行後に分かったことをまとめる。

  • BloggerからWordPressへ移行した理由
  • ステージング環境を使った準備の進め方
  • 記事データの移行とサイト構成の整理
  • 一番慎重になったDNS切り替えの実際
  • 移行して分かった、良かった点と注意点

BloggerからWordPressへ移行しようと思った理由

先に書いておくと、Bloggerに不満があって移行したわけではない。無料で使えて、独自ドメインも設定できる。始めるハードルの低さは大きな利点だ。

移行を決めたのは、ブログを長期的に育てる環境を整えたかったからだ。記事が増えるにつれて、記事を書くこと以外に手を入れたい部分が出てきた。サイト全体の構成、固定ページの整理、読者の導線。こうした部分を自分の裁量で組み立てたいと考えるようになった。

もう一つ、将来的にサーバーを他の用途にも使いたいという考えがあった。独自ドメインのメールアドレスや、小規模なWebサービスを試すこと。ブログだけで完結しない使い方を視野に入れると、レンタルサーバーを借りる意味が出てくる。

移行先としてXServerを利用した

XServerを選んだ一番の理由は、WordPressだけでなく、独自ドメインメールや小規模なWebサービスなど、今後取り組みたいことへ活用できると考えたためだ。ブログ移行だけを目的にするなら他の選択肢もあったが、長期的に使う個人のWeb基盤として年間契約した。

具体的に想定していたのは、次のような用途だ。

  • WordPressブログの運用
  • 独自ドメインのメールアドレス
  • 副業で使う顧客管理(CRM)
  • 小規模なWebアプリ
  • 今後作るWebサービスや、その検証環境

単にブログを置くためのサーバーではなく、個人の活動や副業を支える土台として使えるかどうか。そこを基準に考えた結果だった。補足的な理由として、WordPressでの利用者が多く、設定に迷ったときに情報を探しやすい点もある。

契約したのはスタンダードプランで、2026年8月16日に年間契約をしている。料金はキャンペーンなどで変動するため、この記事には金額を書かない。検討する場合は公式サイトで最新の情報を確認してほしい。

今回の移行では、実際に契約しているエックスサーバーを利用しました。現在の料金やプランについては、公式サイトで確認できます。
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いきなり本番を切り替えず、ステージング環境を作った

移行作業で最初にやったのは、本番とは別に確認用のサイトを用意することだった。

「stg.mono-graphy.net」というサブドメインを作り、そこにWordPressをインストールした。stgはステージング(staging)の略で、本番公開前の確認用という意味で使っている。

この方法の利点は、Bloggerを公開したままWordPress側の準備を進められることだ。読者から見えるサイトはBloggerのまま。その裏側で、記事の表示崩れやレイアウトを確認していける。

WordPressに慣れていない状態で、いきなり本番を切り替えるのは不安が大きい。確認する時間を確保できたという意味で、この手順を踏んでよかったと思っている。

Bloggerの記事をWordPressへ移行した

記事データの移行そのものは、WordPressの標準機能で進められた。

大まかな流れはこうだ。Blogger側で記事データをエクスポートし、WordPressの管理画面から「ツール」→「インポート」を開く。Blogger用のインポーターをインストールして有効化し、エクスポートしたファイルをアップロードする。

この作業で、投稿、固定ページ、コメント、カテゴリーがWordPressへ移った。インポートの途中で投稿者の割り当てを指定する場面があるので、そこも確認しながら進めた。

Blogger記事で使っていた画像も、WordPress側へ移した。メディアライブラリで管理する形にしたうえで、記事内で正しく表示されているかを確認している。

インポート後は、記事の表示、カテゴリーが意図通りに移っているかもあわせて確認した。

WordPress側の構成を整理した

記事を移しただけでは、サイトとして整っているとは言えない。移行を機に、サイト全体の構成を見直した。

テーマは、無料テーマのCocoonを使用している。親テーマのCocoonをインストールしたうえで、子テーマであるCocoon Childを有効化した。子テーマを使うのは、テーマの更新時にカスタマイズした内容が失われないようにするためだ。

表示まわりでは、1カラムを基本としたレイアウトに変更した。投稿者情報と不要なSNS表示は非表示にしている。読む上で不要な要素を減らしたかった。

URLの構造は、パーマリンクを「/%category%/%postname%/」の形式に設定した。あわせてカテゴリーも整理している。

固定ページは、プライバシーポリシー、免責事項、お問い合わせ、プロフィールを整備した。一部の固定ページはnoindexに設定し、検索結果に出ないようにしている。

検索エンジン向けの設定として、Search Consoleへ登録し、サイトマップを送信した。移行後は特に、新しいサイト構成をGoogleに認識してもらう必要がある。

プラグインは必要最小限にした。リダイレクト管理のためにRedirection、セキュリティ対策としてCloudSecure WP Securityを導入している。XServer向けのTypeSquare Webfontsも導入されている状態だ。

公開前にはBasic認証をかけて外から見えないようにしていたので、準備が整った段階でこれを解除した。SSLの設定も行い、httpsで表示されることを確認している。

一番慎重になったDNSの切り替え

移行作業の中で、最も慎重になったのがDNSの切り替えだった。

DNSは、ドメイン名とサーバーを結びつける仕組みだ。ここを変更することで、「mono-graphy.net」にアクセスしたときの表示先が、BloggerからXServerへ切り替わる。

切り替え前の状態は、こうなっていた。

  • ルートドメインに、Blogger指定のAレコードが4件設定されている
  • wwwのCNAMEがBlogger側を指している
  • stgのAレコードはXServerを向いている

切り替えでは、Blogger用のAレコード4件と、www用のCNAMEを削除した。そのうえで、ルートドメインにXServer指定のAレコードを設定している。確認用に作ったstgのレコードはそのまま残した。

注意したのは、移行に関係のないレコードを触らないことだ。Googleの所有権確認用のCNAMEなど、消してしまうと別の問題が起きるものがある。変更が必要なレコードだけを対象にした。

切り替え後は、XServer側でSSLとリダイレクトを確認した。最終的に、wwwなしの「https://mono-graphy.net」へ統一している。

ここで一つ強く書いておきたい。DNSの設定は、環境によって内容がまったく異なる。使っているサービス、設定してきた履歴、メールの利用状況によって、必要なレコードは変わる。この記事の内容をそのまま真似ると、サイトが表示されなくなったり、メールが届かなくなったりする可能性がある。

自分の環境の設定を確認したうえで作業し、判断がつかない場合はサーバー会社へ問い合わせてほしい。

WordPressへ移行して分かったこと

移行を終えて、良かった点と注意点の両方が見えてきた。

良かった点は、サイト全体を自分で整理しやすくなったことだ。カテゴリーの構成、固定ページの配置、読者の導線。記事以外の部分に手を入れられるようになった。長期的に運用していく土台としては、明らかに扱いやすい。

注意点もはっきりした。一番大きいのは、WordPressへ移行しただけでは、アクセスも収益も増えないということだ。

移行後にAdSenseへ申請したところ、「有用性の低いコンテンツ」として差し戻しがあった。プラットフォームを変えたことと、記事の品質を改善することは、まったく別の課題だったということになる。

この結果を受けて、今は既存記事の棚卸しを進めている。「残す」「統合する」「リライトする」「非公開にする」の4つに分けて整理する方針だ。44記事すべてが今のサイトに必要かというと、そうではない。

他に、DNSのように慎重さが求められる作業があること、そしてサーバー代という固定費が発生することも、移行前に理解しておくべき点だ。

BloggerとWordPressのどちらが向いているか

どちらが優れているという話ではなく、目的によって向き不向きがある。

Bloggerが向いていると思うのは、費用をかけずに始めたい人、サーバー管理に時間を使いたくない人、シンプルに記事を書くことへ集中したい人だ。無料で始められて、サーバーの保守も不要という利点は大きい。

WordPressが向いていると思うのは、ブログを長期的に育てたい人、サイト構成やデザインを自分で調整したい人、固定ページや収益の導線を整えたい人だ。サーバーをブログ以外にも使いたい場合も、こちらになる。

自分の場合は後者だったというだけで、Bloggerのまま運営を続ける選択も十分にあると思っている。

移行はゴールではなく、スタートだった

BloggerからWordPressへの移行は、問題なく完了した。ステージング環境を作ったことで、本番公開前に表示を確認できたのは大きかった。

ただ、記事の移行だけでは終わらなかった。DNS、SSL、リダイレクト、Search Consoleへの登録。それぞれに確認が必要で、特にDNSは慎重に進めた。

そして移行後に分かったのが、WordPressへ移すこと自体はゴールではないということだ。AdSenseの差し戻しは、記事そのものを見直す必要があると教えてくれた。今はサイトを育て直すスタート地点に立ったところだと考えている。

もし同じようにBloggerからの移行を検討しているなら、まずステージング環境を作って、本番を残したままWordPressを触ってみることを勧めたい。実際に動かしてみると、移行後に何をすべきかが具体的に見えてくる。

移行先を検討している段階であれば、プランや料金は変動するため、公式サイトで最新の情報を確認してほしい。

BloggerからWordPressへの移行を検討している方は、現在の料金や契約内容を確認してみてください。

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この記事は2026年8月時点の内容です。サーバーやDNSの設定は環境によって異なり、サービスの仕様も変更される場合があります。作業前にご自身の環境を確認し、判断がつかない場合は各サービスのサポートへお問い合わせください。

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